【リンパドレナージュ】
メンズエステではよく聞く用語の1つである「リンパドレナージュ」。
この業界では店舗側、利用者側の両面から
最も重要な要素の1つとして見られているもので、
施術コースのメインコンセプトにしている店舗やオプションとして設定している店舗も多くあります。
その場合「ディープリンパ」や「リンパ盛りコース(オプション)」として表記されることもあります。
聞いたことはあるけど具体的にどんなものなのか、どうしてそこまで重要視されているのか、
その辺りを経緯や用語などを踏まえて説明していきます。
【リンパとは】
リンパドレナージュを、
そしてメンズエステを知る上で避けては通れない「リンパ」。
体内の老廃物の通り道となり、
下水道のように不要なものを流していく役割を持つものです。
本来老廃物や不要な水分などの体内から排出すべきものは
毛細血管を通り回収されていくのですが、
そこで回収しきれない老廃物も多々あります。
それをきちんと回収し流していくのがリンパの役割となる訳です。
広義的にはリンパ節は全身に600以上あり、
その中でも主な箇所は
「鎖骨」「脇の下」「アゴの下」「腹部」
「脚の付け根」「ひざ裏」「耳の前」「肘」
この計8箇所となっていますが、
近頃流行っている一般メンズエステ店でのリンパは
脚の付け根(そけいリンパ節)が主な目的になってきています。
【鼠径部(そけいぶ)とは】
「脚の付け根部分のリンパ(そけいリンパ節)」は、
通称「鼠径部(そけいぶ)」とも言われリンパと同様よく使われる用語の1つです。
本来はリンパの箇所の1つとして鼠径部があるという事になるのですが、
現代のメンズエステとして考えるとリンパ≒鼠径部という認識で成り立ちます。
そして鼠径部=脚の付け根(股)付近となるので、
この場合リンパコース(オプション)≒鼠径部⇒股付近のトリートメントとなります。
あくまでエステの体裁を保っている関係や
諸々の理由であまり直接的な言い方はできない部分もあるため、
難しい専門用語のような言い回しになってしまっていますが、
要は男が一番施術されたい部分という単純なものです。
今では「メンズエステと言えば鼠径部」、
「鼠径部があってのメンズエステ」と言っても過言ではないので、
特に店舗選びの際は最も重要になるポイントです。
【ドレナージュとは】
「リンパ(≒鼠径部)は分かったけどドレナージュって?」
普段生活していると聞き慣れない言葉。
実際ドレナージュで検索をするとほとんどが「リンパドレナージュ」として出てくるので、
ほぼエステの専門用語となっている単語です。
単語の意味としては「溜まった血液や血管外に漏れ出た血液成分などを排出すること」ですが、
リンパドレナージュとなると「リンパの流れを活性化させて老廃物などを排出する」という事になります。
つまり一見馴染みのない言葉で何なのかとは思いますが、
流れを活性化させるための施術と考えれば分かりやすいと思います。
【まとめ】
このように本来の意味は少し違ったり多々あるので
全てが100%この通りという訳でもないのですが、
こちらに掲載しているようなメンズエステ店での認識として考えると
「リンパ」≒鼠径部⇒脚の付け根辺り⇒「股付近」
「ドレナージュ」⇒流れを活性化させる事≒刺激⇒「刺激のある施術」
ざっくりですが、「股付近の施術」となります。
今のメンズエステにおいてこの股付近の施術は完全にメインディッシュで、
多くの利用者がこれを求めて店舗に足を運びます。
元々本来のエステ(脱毛、顔の全体的なケア、ダイエット目的など)では
取り入れられなかった股付近のリンパトリートメント。
ここに目を付けて当時のエステと風俗のスキマのような形で取り入れられたリンパドレナージュは、
世の中の男性のニーズに見事にマッチし爆発的に流行しました。
つまりリンパドレナージュは現代のメンズエステの核であり、
それが全てとは言えないものの、需要の大半を占める最重要ポイントとなっています。